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インプラントと喫煙

2023.10.06

歯科コラム

喫煙がインプラントに与える影響について、説明をしたいと思います。

 

①血液の流れが悪くなります。

タバコに含まれているニコチンや一酸化炭素により歯肉の血液の流れが悪くなります。その事によって顎骨や歯肉に酸素や栄養が行き渡らず、抵抗力が低下して細菌感染しやすくなります。特に顎骨が細くて骨造成を行った時には、インプラントの成功率が著しく低下します。


②唾液の減少

唾液には細菌感染を抑制したり、有害物質を中和する働きがあります。よってタバコにより唾液が減少するとインプラントの周囲が細菌感染しやすくなります。


③白血球の機能低下 

白血球には悪い細菌を退治する役割があります。タバコにより白血球の機能が低下して、細菌が増殖しやすくなります。


④傷の治りが遅くなります。

タバコは新しい細胞が増殖するのを妨げるので、通常より傷の治りが遅くなります。

 

上記の内容はインプラントだけではなく、天然歯の歯周病に関しても同じ事です。

タバコは『百害あって一利なし』です。

健康を保つためにも禁煙をお勧めいたします。

 

医療法人社団 中野歯科医院

院長 小笠原 延郎


http://www.nakano-dc.net/