初めての方へ・Q&A First

初診の方へ

初診の方へ

当院では、患者さまの気持ちに寄り添うことを重視した治療を行なっています。初診カウンセリングで現在お悩みになっていることをお聞きするだけでなく、治療に対してご希望されることについても丁寧にお伺いします。
また、治療期間中も確認したいことや、疑問が生じることなどがあるかと思います。治療中でも結構ですので、質問などがあれば遠慮なくおっしゃってください。治療内容や費用、治療期間などについては、患者さまのご希望も検討しながら進めてまいります。
初診の方がリラックスして通院できるよう、当院スタッフが丁寧にサポートします。どのようなことでもお気軽におたずねください。

キャンセルポリシー

患者さまを万全にサポートするため、ご予約いただいた時間に必要なスタッフを配置し、使用する設備なども準備してお待ちしています。こうした準備によって、スムーズかつ安全に配慮した治療が可能になります。無断キャンセルをされますと、治療の準備に要したコストが無駄になり、ほかの患者さまの治療にも影響するおそれがあります。
どうしてもお越しになれない場合は、すぐにお電話でご連絡ください。もし、無断キャンセルが続く場合は、患者さまに通院する意思について確認することもございます。

診療の流れ

  1. STEP

    01

    受付

    ご来院いただきましたら、保険証を受付へご提示いただきます。お渡しした問診票に症状や健康状態などについてご記入いただき、記入が終わりましたら受付へ問診票をお渡しください。

    受付
  2. STEP

    02

    カウンセリング

    ご記入いただいた問診票をもとに、患者さまが抱えているお悩みや健康状態、治療へのご希望などについてお話しします。また、当院より治療の流れなどについてご説明します。

    カウンセリング
  3. STEP

    03

    検査

    レントゲン撮影のほか、虫歯や歯周病のチェックなどをして口腔内の診査・診断を行ないます。

    検査
  4. STEP

    04

    治療方針提案

    検査の結果を分析し、症状について詳しくお伝えします。そのうえで、今後の治療方針や治療期間などをご提案しますので、ご質問などございましたら遠慮なくおたずねください。患者さまのご理解が得られましたら、治療に進みます。

    検査結果
  5. STEP

    05

    治療スタート

    患者さまが快適に治療を受けられるよう、痛みをなるべく軽減することを心がけています。また、治療期間中でも疑問などが生じましたら、担当スタッフにお伝えください。

    治療スタート
  6. STEP

    06

    治療終了

    治療が終わりましたら、今後のケアや通院の必要性などについてお伝えします。ご自身の判断で通院をやめないようご注意ください。健康な歯で過ごせるよう、治療後もしっかりサポートします。

    治療終了

Q&A

予防ケア

クリーニングは自分でする歯磨きと何が違うのですか?
虫歯や歯周病などを引き起こすほとんどの原因となるのが、ミュータンス菌の作り出す「バイオフィルム」という膜です。これは、歯磨きでは除去できません。クリーニングでは、歯ブラシとはまったく違う特殊なゴム製の機材を使うため、この膜を破壊できます。
クリーニングに痛みはありますか?
痛みはありません。むしろ気持ち良く感じるほどなので、心配せず受診してください。
クリーニングやフッ素塗布を受ければ、歯磨きはしなくていいですか?
歯の健康を守るには、毎日のケアが大切です。クリーニング、フッ素塗布と一緒に歯磨きをすることで、より効果を発揮します。毎日の歯磨きはぜひ行なってください。
歯石除去に痛みはありますか?
痛みには個人差があり、痛みを感じる方もいればまったくない方もいます。
痛みの有無にかかわらず、当院では患者さまの負担が軽減するよう注意して治療を行ないます。
保険証は持っていった方がいいですか?
歯石除去などの一部を除き、予防ケアは自費診療となります。健康保険の対象外なので、保険証はお持ちいただかなくても大丈夫です。しかし、もし虫歯や歯周病などが見つかった場合、保険証があればその場で治療を受けることができるので、ご持参されることをおすすめします。

インプラント埋入治療

インプラント埋入治療は、どのようなときに行なうものですか?
虫歯や歯周病による歯の喪失、歯を残すことが難しい、先天性歯牙欠損など生まれつき歯がない、といった場合に、新たな歯を再現する目的で行ないます。
どのような治療方法ですか?
チタンでできたインプラント体(人工歯根)を骨の中に埋め込み、その上に歯を再現する治療方法です。自然で違和感が少ないのがインプラント埋入治療の特徴です。天然歯と同じように食事がとれます。
インプラント埋入治療以外ではどのような治療方法がありますか?
ブリッジや入れ歯などがあります。
インプラント埋入治療には、どのようなメリットがありますか?
ブリッジや入れ歯と比べて見た目が自然で、よく噛めるという特徴があります。その他のメリットとしては、残っている両隣の歯を削る必要がなく負担がかからないので、全体の歯が長持ちするということがあります。
インプラントは、どのような材質のものが使われていますか?
インプラントに使用される材料は、長年の研究の末にたどり着いたチタンという金属です。アパタイトに比べて強度が高く、ほかの金属に比べて体に優しいという特徴があります。
インプラント埋入治療を受けた場合、周りの歯に影響はありますか?
インプラントが周りの歯に悪い影響を与えることはありません。むしろ、噛み合わせの力から周りの歯を守ります。
周囲から口元を見て、インプラントが使われているとわかりますか?
症例にもよりますが、ほとんどの場合は天然歯と区別がつかないほどに再現できます。
インプラントは取り外しができますか?
基本的にご自身では取り外しできません。インプラントの上につける人工歯は、歯科医師が特殊な器具を使用すれば取り外しが可能です。
インプラントを入れると天然歯のように噛めるようになりますか?
インプラント埋入治療は、インプラント体(人工歯根)を使って天然歯に近い状態を再現するものです。そのため、治療後は天然歯のような感触で噛めます。
インプラントは何年くらいもちますか?
個人差はありますが、定期的なメンテナンスをしっかり受ければ生涯維持することも可能です。当院では、5年間の保証期間を設けております。
インプラントを入れることで体に何らかの影響はありますか?
徹底して診査・診断をして適切な治療が行なわれ、治療後もメンテナンスをしっかり受けていれば影響はありません。これらが適切に行なわれなければ、インプラント周囲炎などによる感染も考えられます。ただし、適切なケアが必要なのは天然歯も同様なので、インプラントの有無にかかわらずメンテナンスを定期的に受けましょう。
アレルギーがある場合でもインプラントを埋入できますか?
インプラントはチタンでできています。チタンは金属のなかでもアレルギーのリスクが少ない金属で、ネックレスやピアスに対してアレルギーのある方でも、ほとんど問題なく治療を受けられます。金属アレルギーが疑われる場合には、術前にアレルギーテストをしますのでご安心ください。
インプラント埋入治療を受けるうえで注意することはありますか?
正しい診査・診断が必要な治療です。噛み合わせ、細菌の数などを充分に把握してから行ないましょう。
インプラントを入れたあとの維持管理は、どのように行ないますか?
インプラントに限らず、天然歯においてもメンテナンスはとても重要です。当院では歯磨き指導を十分に行ない、定期検診で歯科衛生士によるPMTC(歯石取り、クリーニングなど)を丁寧に実施します。
取りつける歯の素材を選べますか?
選べます。セラミックでできたものや、プラチナゴールドでできたものなどもあります。基本的には、噛み合わせの強さや見た目に応じて選択します。詳しくはご相談ください。

審美的歯科治療

銀歯で悩んでいますが、きれいな見た目にできますか?
銀歯に近い強度や耐久性をもちながら、白く透明感のあるセラミックなどの補綴物を作ることができます。歯の機能面と審美面を両立させた治療が可能です。
審美的歯科治療を受けるのに必要な条件はありますか?
歯が良好な状態であることが大切です。歯周病や虫歯などの治療を要する場合は、先に改善してから審美的歯科治療をします。
保険証は持っていった方がいいですか?
審美的歯科治療は自費診療となります。健康保険の対象外なので、保険証はお持ちいただかなくても大丈夫です。ただし、もし虫歯や歯周病などが見つかった場合、保険証があればその場で治療を受けることができるので、お持ちいただくことをおすすめします。

ホワイトニング

ホワイトニングでどのくらい白くなりますか?
個人差がありますが、患者さまが本来もっている歯の白さが、ホワイトニングの目安となります。
歯が白くなるまでに何回通えばよいのですか?
患者さまが希望される白さや、1度でどこまで白くなるかは個人差があるので一概には言えませんが、当院の過去のデータでは2~3回通っていただくことがほとんどです。
1回のホワイトニングで真っ白にしたいのですが、できますか?
1回の施術でどこまで白くなるかには、個人差があります。施術の結果を見て、その後のプランを決めていきましょう。

歯科ドック

歯科ドックにはどれくらいの時間がかかりますか?
初回の検査と、2回目のカウンセリングでそれぞれ1時間が目安となります。検査からカウンセリングまでは1週間ほどかかります。
痛みを感じるような検査をしますか?
痛みを感じるような検査はありません。ご安心ください。
歯科ドックの診察は保険診療になりますか?
歯科ドックは自費診療なので、健康保険はお使いいただけません。
歯科ドックを受けて治療の必要があると診断された場合、治療は必ず受けなければいけませんか?
治療は必ず行なうわけではありません。患者さまと話し合い、治療の内容についても検討していきます。ご安心ください。

口腔外科

親知らずが与える影響について教えてください。
親知らずは生え方により、隣の歯を押して顎関節症の原因となることがあります。また、「歯並びを悪くする」「虫歯にかかりやすい」「親知らずの周りに炎症が起きる」といった症状が起きる可能性があります。
口腔外科とは何ですか?
親知らずの抜歯をはじめ、顎変形症、ケガによる外傷、粘膜にできた疾患など、幅広い症状に対応する診療科目です。
口腔外科の対象になる症例にはどのようなものがありますか?
口内炎などの粘膜の病気、歯根嚢胞、口腔がんなどの悪性腫瘍、顎関節症、顎変形症、口蓋裂、ケガによる外傷、口臭症、顔面などの神経性疾患など、さまざまなものがあります。

静脈内鎮静法

静脈内鎮静法は、どのような治療のときに有効ですか?
とくに適用できない治療はありません。楽に治療を受けたいときに有効と考えられる方法です。インプラント埋入手術や抜歯などの外科治療といった、心身ともにストレスが大きい治療におすすめです。
静脈内鎮静法を受ける場合、どのような注意点がありますか?
持病や服用中のお薬、アレルギーや過去の病歴などは正しく申告してください。治療中または当日中は、お薬の作用がある程度持続します。したがって責任ある判断を求められる行為(車の運転やお仕事など)は禁止となります。付添者と一緒に帰宅することが望まれます。

入れ歯

ほかの歯科医院で作った入れ歯が合わないのですが、治療できますか?
調整や修理できる状態であれば、当院で対応して入れ歯を使えるようにできます。調整や修理ができない場合は、当院で新しい入れ歯を作製します。入れ歯が気になっていましたら、ご相談ください。
ほかの歯科医院で、入れ歯を作ることができないと言われました。
歯肉の萎縮や口腔内の環境などによる理由から、入れ歯を作るのが難しいケースがあります。お口の状況にもよりますが、調整などをすることで充分に対応できる場合があります。

睡眠時無呼吸症候群

治療期間はどれくらいになりますか?
治療によって症状をコントロールすることはできます。また、無呼吸が生じている原因と部位、重症度などによって、根治療法が適用になる場合と対症療法が適用になる場合があります。詳しくは、内科へご相談ください。
マウスピースはどのくらいの期間で作れますか?また、価格はどれくらいですか?
マウスピースは、内科で診査・診断し、内科医からの依頼により作製します。通常は、週1回の来院を3回ほど続けていただいて完成します。また、マウスピースの価格は、3割負担で約12,000円(税抜)となります。
中野歯科医院から内科医を紹介してもらえるのでしょうか?
ご希望があればご紹介します。

噛み合わせの治療

歯が痛いのに虫歯はなく、原因がわからないと言われました。
「虫歯ではないのに歯が痛い」「熱いものや冷たいものはしみないが噛むと痛い」などの症状がある場合、TCH(上下歯列接触癖)の可能性があります。気になる方は、当院へご相談ください。
マウスピースをつけて違和感はありませんか?
当院で作製するマウスピースは、硬いものと柔らかいもののどちらかをお選びいただけます。患者さまの口腔内の状態やお好みに合わせて選べるので、違和感を軽減できます。

医療費控除について

医療費控除とはなんですか?
1年間に10万円以上の医療費を支払った場合に、 納めた税金の一部が還付される制度のことです。 自分自身や家族のために、その年の1月1日から12月31日までに10万円以上の医療費を支払った場合に受けられます。申告の際に必要な書類や医療機関から受け取った領収書、通院の際にかかった交通費や費用の領収書などが必要になるので、大切に保管してください。なお、申告し忘れても、5年前までさかのぼって医療費控除を受けることができます。
医療費控除の対象になる治療を教えてください。
保険診療および予防ケアと成人矯正を除く、ほとんどの自費診療に使うことができます。対象となる治療は、虫歯などの保険診療全般、インプラントや骨造成治療、自費診療のクラウン(被せ物)や入れ歯、歯列矯正(成人矯正以外。ただし、咀しゃく障害の改善を主な目的とする場合は対象に含まれます)などです。
審美的歯科治療は、医療費控除の対象になりますか?
審美的歯科治療の費用も、医療費控除の対象になります。税務署へ確定申告することで治療費の一部が戻ってくるので、診療を受けた場合は忘れずに確定申告の際に申請してください。
医療費控除対象の「1年間に支払った医療費」には何が含まれますか?
1つ目は、治療そのものにかかった費用(検査・診断料、処置・調整料など)です。
もう1つは、通院のための交通費です。この交通費には、バスや電車などの公共交通機関や、バスや電車での通院が困難な場合のタクシー代が含まれます。マイカーでのガソリン代は対象外なのでご注意ください。
控除額はどれくらいですか?
1年間で支払った医療費(10万円以上)から、医療保険などの保険金と10万円(所得が200万円以下の場合、所得の5%)を差し引いた金額が、医療費控除の対象となります。この金額から、申告者が支払っている税金(所得税)の税率をかけた金額が還付されます。
なお、所得税率については国税庁のウェブサイトをご覧ください。
いつ、どうやって手続きをすればよいのですか?
毎年2月16日から3月15日までの間に確定申告を行ないます。医療費控除の明細書や所得税及び復興特別所得税の申告書などを税務署に提出してください。
医療費をローンなどで支払った場合は適用されますか?
ローンやクレジットも医療費控除の対象になります。信販会社が患者さまの治療費を立て替えて払った年(歯科ローン契約が成立したときや、クレジットカードを利用して支払ったとき)が医療費控除の対象になります。
また、ローンやクレジットを利用した場合、手元に歯科医院の領収書がない場合があります。そのときは、契約書のコピー、信販会社の領収書などを用意しましょう。なお、金利や手数料相当分は医療費控除の対象にならないので、ご注意ください。

その他

予約はどのようにすればよいですか?
開院中に、お電話でご予約ください。定期メンテナンスの場合は、ケアの後に次回のご予約を取るかどうか、スタッフがお伺いしています。
歯が痛くて我慢できません。すぐ診察してもらえますか?
当院は予約診療制ですが、急患は随時お受けしています。まずはお電話でご連絡ください。
保険証は持っていった方がいいですか?
虫歯治療や定期メンテナンスなど、保険診療の場合は必ずご持参ください。
なお、審美的歯科治療などの自費診療の場合は、健康保険の対象外なので保険証はお持ちいただかなくても大丈夫です。しかし、もし虫歯や歯周病などが見つかった場合、保険証があればその場で治療を受けることができるので、ご持参されることをおすすめします。

クリーニング・PMTCにともなう一般的なリスク・副作用

  • 内容によっては保険適用となることもありますが、歯の病気の治療ではないため自費(保険適用外)となることもあり、その場合は保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 歯科医院でのクリーニング・PMTCだけでは、虫歯・歯周病の予防はできません。日ごろから歯磨きなどのケアに努めることで、予防効果を上げられます。
  • 歯肉の腫れや歯肉炎のある方は、器具が当たることにより痛みや出血をともなうことがあります。
  • 歯と歯肉の境目への歯石の付着が多い方は、歯石除去後、歯肉から出血が見られることがあります。多くの場合、クリーニング後しばらくすると出血は治まり、1~2日で歯肉は治癒します。
  • 着色汚れや歯垢・歯石はクリーニング・PMTCで除去できますが、効果は永続的ではありません。いずれも再付着するものなので、定期的に受診して処置を受けることが大切です。

インプラント埋入治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
  • 高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
  • 手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
  • 手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
  • 手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
  • 手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
  • インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
  • 毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。

審美的な詰め物・被せ物治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 審美的な治療としてセラミックによる治療を行なう場合、自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 事前に根管治療(神経の処置)やコア(土台)の処置が必要となることがあります。
  • 治療では歯を削ることがあります。また、知覚過敏を発症することがあります。
  • 抜髄(神経の処置)や抜歯が必要になることがあります。
  • 抜歯や外科処置をともなう場合、出血や腫脹(しゅちょう)を生じることがあります。
  • 治療で歯肉を移植する場合、二次的な出血・疼痛・腫脹(しゅちょう)が見られることがあります。
  • 治療後、自発痛、咬合痛、冷温水痛を生じることがあります。
  • 歯ぎしり・食いしばりなどの癖や噛み合わせによっては、補綴物が破損することがあります。
  • セラミック製の補綴物は、金属製の補綴物よりも歯を削る量が多くなることがあります。
  • 噛み合わせ・歯ぎしりの強い方は、セラミックの破損を防止するため、マウスピースをおすすめすることがあります。

ホワイトニングにともなう一般的なリスク・副作用

  • 審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • ホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。
  • 色の白さの度合いには、個人差があります。
  • ホワイトニング後、一定期間、色素の沈着が顕著になるとの報告がされています。
  • ホワイトニング後、24時間は、着色物質(カレー・コーヒー・ワイン・タバコなど)の摂取を控えてください。ホームホワイトニング施術期間中も同様です。
  • ホワイトニング処置中や処置後に、痛みや知覚過敏の症状が生じることがあります。
  • ホワイトニングの薬剤に対してアレルギーのある方は、薬剤で口腔粘膜に異常が起こることがあります。その際は、すぐに使用を中止してください。
  • ホームホワイトニングはご自分で行なうため、どのような仕上がりになるか予想がつきにくく、歯の白さの調整が難しくなります。
  • ホームホワイトニングでの器具の使用方法や薬剤量などが正しく守れているかご自分での判断が難しい場合は、歯科医師または歯科衛生士に相談ください。
  • 詰め物や被せ物が多い方は、ご自分の歯との色の差が目立つようになることがあります。その部分の色をご自分の歯に近づけることは可能ですが、時間と費用が必要です。
  • 入れ歯や差し歯など、人工歯は白くできません。
  • 被せ物を装着している歯には適用できません。
  • 歯にひびが入っていると、薬剤の影響により歯髄にダメージを与えることがあります。
  • 抗生物質の影響により歯の変色が著しい方は、ホワイトニングの効果が出にくい場合があります。
  • 「無カタラーゼ症」の方は、薬剤に含まれる過酸化水素を分解する酵素がないため、ホワイトニングはできません。
  • 薬剤の影響があるため、妊娠中や授乳中の方は控えてください。

歯科ドックにともなうリスク・副作用

  • 歯の病気の治療ではないため自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • さまざま検査を行なうため、2~3時間ほど要します。
  • 歯科ドック実施当日は、治療は行ないません。

口腔外科治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 症状や治療内容によっては保険を適用できますが、機能性や審美性を重視するため、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 手術後、歯肉・顎などの炎症・疼痛・腫れ、組織治癒の遅延などが現れることがあります。
  • 手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。

麻酔薬の使用にともなう一般的なリスク・副作用

  • 歯肉に塗布する表面麻酔や、一般的な歯科治療で歯肉に注入する浸潤麻酔は保険診療となります。インプラントによる治療などの自費診療(保険適用外)で笑気吸入鎮静法、静脈内鎮静法、全身麻酔を行なう場合は自費診療となり、保険診療よりも高額になります。保険診療となった場合も、高額になることがあります。これらの麻酔法を保険診療で行なうには治療内容など条件がありますので、詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 表面麻酔薬の使用により、じんましんやむくみなどを発症することがあります。
  • 浸潤麻酔の使用により、アドレナリンの影響で血圧上昇や動悸などを発症することがあります。高血圧症や心臓疾患のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
  • 笑気吸入鎮静法の実施により、ごくまれに効果が切れたあとの吐き気や嘔吐、末梢神経障害が現れることがあります。
  • 静脈内鎮静法の実施により、薬剤による影響や全身疾患との関連から重篤な副作用を引き起こすことがあります。持病のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
  • 全身麻酔により、吐き気や嘔吐、肺炎、アナフィラキシーショック、悪性高熱症などを発症することがあります。また、誤嚥性肺炎を起こすことがあるため、治療前日24時以降は絶食いただいています。
  • そのほか、麻酔薬の影響ではなく緊張状態や麻酔注射時の疼痛により起こる脳貧血により、悪心、吐き気、手足の震え・痺れが起こることがあります。
  • 麻酔効果が切れるまで口の中の粘膜や唇の感覚が麻痺しているため、唇を噛んだりやけどなどをしないよう、食事は避けてください。
  • アルコールにより血流が良くなり、出血・腫れ・痛みが増してしまうことがあるため、飲酒は避けてください。

入れ歯の作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用

  • 内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 入れ歯を固定するため、患者さまの同意を得てから残存歯を削ったり抜歯したりすることがあります。
  • 使用直後は、口腔内になじむまで時間がかかることがあります。
  • 事前に根管治療(神経の処置)や土台(コア)の処置が必要となることがあります。
  • 入れ歯を装着していない時間が長いと、残存歯の傾きや損失、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収などが起こることがあります。
  • 咬合が変化したり、固定源である残存歯が削れたり抜けたりした場合は、入れ歯の調整・修理が必要になることがあります。
  • 金属を使用する入れ歯では、金属アレルギーを発症することがあります。
  • 使用方法などにより、破損することがあります。
  • 定期的な検診・メンテナンスが必要です。

睡眠時無呼吸症候群の治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 保険診療となるのは診断書をお持ちの方のみとなり、お持ちではないと治療をおことわりする場合がございます。
  • 保険での診療もできますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
  • マウスピースを使う治療の場合、マウスピースの清掃状況により、虫歯や歯周病を引き起こすことがあります。
  • マウスピースを使う治療の場合、強い力が加わるとマウスピースが破損することがあります。
  • CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸)療法の場合、見た目が良くないほか、喉が渇いたり、体調に合わせ圧力を変える必要があります。
  • CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸)療法の場合、やめてしまうと睡眠時無呼吸症候群が再発することがあります。